スズメの巣箱2025年シーズン ルームツアー

スズメの巣箱2025年シーズン用の巣箱を、2024年10月28日に設置いたしました。2024年シーズンの問題点を改良し新たに製作した巣箱になります。

この時期(秋)に巣箱を設置する理由は、冬季間のねぐらの利用(就塒(しゅうじ)行動)の可能性も兼ねて設置しています(2025年2月7日の夜間より、巣箱をねぐらとして利用しています)。また、一般的な巣箱の設置時期(季節)の考え方としては、秋が最も良く、以降、冬→早春→春の順になります。つまり、野鳥に巣箱だと認識される期間を長くし、営巣する確率を高めるということです。

間違っても、巣箱の中や手前に、餌を置いて誘導するなど行為は無意味で、かえって営巣することがなくなってしまいます。野鳥の餌台・バードフィーダーも同じ理屈ですので、巣箱から遠く分離してください。つまり、巣箱周辺の縄張りと餌場をリンクさせないということです。

2025年シーズンの巣箱は、昨年同様、スズメの本能をくすぐる、下穴タイプの巣箱で「家の軒裏(軒天)の壊れた隙間に営巣するスズメ」をイメージしています。 一定の範囲内に、シジュウカラの巣箱も設置予定(2024年12月5日に設置済み)なので、「シジュウカラ」と「スズメ」が共存できる巣箱(互いに特徴的な専用の巣箱を提供)の利用を考えて、スズメには、この形式(下穴タイプ)を取り入れています。スズメは両足で飛び跳ねて歩くことができるのを利用して、足場(ステップ台)から、巣箱の中に飛び込むようにして入る仕組みです。

① 巣穴

親鳥の出入り口。昨年は中央部の設置でしたが、今年は隅に移動

② 仕切り板

巣材による巣穴の閉塞を軽減・防止

➂ 非常用巣穴(出口)

ヒナが巣立つ時に、巣箱の底面にある巣穴(①)が巣材で閉塞し、出入口として認識できない場合、この巣穴(➂)からも巣立つことができるようにするための非常用の穴(出口)。現在は、外側から板で塞がれています。外側の板を開放するかしないかは、ヒナの状況を見ながら慎重に判断。巣立ちの直前のイメージとしては、ヒナが巣穴(①)から顔を出して餌をもらうようなら、板の開放は不要、それができないなら、板の開放の必要性が高くなります。

④ 足場(ステップ台)

親鳥が巣箱の中に入るための足場

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